ご挨拶
当社は、南海電気鉄道(株)で鉄道土木構造物の施工・維持管理を担当する工務部門を母体として、2001年に誕生いたしました。以来、南海電鉄として130年以上にわたって多くの土木構造物をメンテナンスしてきた実績をもとに、その技術・ノウハウを広く南海グループ外でも活用して地域及び社会への貢献につなげるという理念のもと、土木構造物の検査・診断、また工事施工管理の分野で着実に成果をあげてまいりました。
近年、わが国では老朽化が進む各種インフラの戦略的な維持管理・更新が求められています。そのためには、適切な時期に適切な方法で構造物の検査診断を行い、小まめな補修による長寿命化と計画的な更新を、長期的な視点に立って、組み合わせることが必須であると考えます。
同時に、AIやIoTによる第4次産業革命がいわれており、これまでのマンパワーを前提とした構造物の検査や施工管理の体制から、自動化・IT化、モニタリングなど、新たな管理手法でのDXの推進も求められています。
当社はその設立経緯から、受注者でなく長期的視点を持つ管理者の立場としてニーズを把握し、施工・維持管理を行ってまいりましたが、こうした当社の特徴は前述の現況に照らすと、今後のインフラ関係業務において大きな強みになると自負しております。
これからも、(公財)鉄道総合技術研究所や(株)BMC、をはじめとする専門機関、および各分野の学識経験者との技術ネットワークも活用しながら、構造物の一生をトータルにサポートすることで社会に貢献してまいります。今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社シーエス・インスペクター
代表取締役 中 村 毅